ここまでで24~200mmのF2.8レンズと150-600mmを基本にD750とD500のペアという基本装備になりました
既にカメラバッグはうんざりするほど重くなり、これ以上重いのは辛いなぁと思い始めていました
しかし、過去に大サロ撮影時に同業者から聞いて知ってしまったある言葉がずっと頭に残っていました
「旧型のニーヨンヨンは中古でかなり値段落ちてて安いよ」
言葉は何の誇張もなく、発売時に税込み110万円程度の物が40万円台まで落ちていたのです
正確にはVR2が40万円台でナノクリスタルコートが付く前のものが30万円台(購入当時のマップカメラの価格)
150-600Cのテレ端に不満を感じ始め、ニーヨンヨンにテレコン付けても同程度ならテレコンなしのとき綺麗に写るニーヨンヨンの方が良いのでは?
という謎理論により購入を決意しました
これまでそこそこいい値段のものを買っていたと言っても10~20万円程度
※カメラを嗜まない人からしたら頭がおかしい発言に見えるかもしれませんが、カメラ界には100万円を超える機材がゴロゴロしていて割と10万円クラスのものは安い枠に分類されたりするのです
思い切って高価な買い物をするなら出せるだけ出そう!と思い、貯金が40万円しかないのに40万円のレンズを買ってしまいました
もちろん一括で買うと毎日3食20円のもやしに塩を振って食べる生活になってしまうので、マップカメラの金利0ローンで6回払にしました
まぁそんな苦労もありつつ購入した夢の高級レンズニーヨンヨンですが、購入当時8年落ちとはいえ新品価格100万円超えレンズの凄さを実感することになりました
まず基本的に写りがめちゃくちゃ良い
ズームレンズってだいたいどこかのズーム域に弱点があって、特に望遠系はテレ端開放では良くないってのはカメラやる人ならなんとなく分かると思います
これはそれが全く感じられないです
何をどうしたらこんな物が生まれるのだろうかと考え始めるくらいどの焦点距離で開放で撮っても綺麗です
AFも瞬速です
短く静かなモーター音とともに合焦します
このレンズでAFが使えなかったのは夜に電車のハイビームを真正面から食らったときだけです
というかそんな条件でも少し照明が当たると合焦しました
このカットは置きピンで撮ってますが、ナノクリスタルコートで逆光耐性も抜群です
ボケ量ではもちろんヨンニッパには敵いませんが、自然なふわっとしたボケ方をしてくれますし、点光源が歪んだりもしません
x1.4テレコンを使用すると280-560/f5.6になります
ここまでベタ褒めのニーヨンヨンでもテレコン使用時の画質の低下は免れません
それでも150-600Cよりもよく写りますし、画質を気にして一段絞ってもまだF8.0と言うのは非常に扱いやすいです
そんなニーヨンヨンですが、やはり最大の欠点は重いことです
大三元で「携帯するには辛い重さです」とかそんな甘いレベルではなく、ダンベルとして使用しない限りどう考えても重いわってレベルで重いです
一般に見かけるレンズでこれより明らかに重いのなんてヨンニッパロクヨンハチゴローくらいのもんです
フルサイズカメラにこのレンズを付けて5kg近い装備でサーキットを一周しようもんなら何かの罰ゲームなんじゃないかと思います
そんな値段と重量が大変なレンズですが、その苦労を負っても余りあるほど最高の撮影ができるレンズであると断言しましょう
定価の半分以下で激安!なんて冗談半分でよく言ってましたが、もしこのレンズを使う撮影への情熱と予算があるなら買う価値は存分にあるでしょう
まぁ重さの問題は結構キツくて、200mm超えた瞬間にこのレンズを持ち出すのは流石に嫌なので別に軽量な装備を集め始めるわけですが・・・
ここで販売ページへのリンクを貼ってダイレクトマーケティングみたいなことをしてもいいくらいなのですが、今見たら中古全然売ってませんでした
買った頃はいっぱいあったんですが、中古価格落ちきって売れちゃったのでしょうか・・・
今持ってるレンズの中でも特にイチオシの一本でした